金曜日
文化の日、キティさんの誕生日らしい、キティさんはペルシャ猫を
飼っているとラジオで聞いた、ペットの方が血統が良いなんて…
この日から二日、あたしが所属しとる伊豆なんたらアートなんたらの
スケッチ旅行があるのだが、完全に日にちを間違えて
準備もせず、前日は朝の六時に寝たので電話が掛かってきて慌てた
とりあえず紙とシャーペンのみ持って行った
そして、修善寺という、伊豆のかつての盛んな観光地へ、近場だ!
それで狩野川という、鮎やらがつれると、釣り人がいる河川を描く
が、あまりやる気がなかったせいか
超能力者が犯人や行方意不明者を探す時に、現場を透視した
「ここに、水路があります」
みたいな絵になった
そして、宿泊するラフォーレ修善寺という場所で描く
ラフォーレ修善寺は広く、山を切り開いて作ってあり道が分かりずらい
案内板があるので見てみると
・セブンイレブン作れよマジで
・ふべん
・ファミマつくって(ハート)
等とレス、レスじゃねぇや、落書きがあり、何となく雰囲気的に
世の中の2ch化は進んでいるのだなと思った、
何それ
そこではそんなに描くものが無いのだが、とりあえず道を描いた
70代のおばさんはチャペルを描いていた
私が通っていた絵画教室の先生も所属しているので、
ラフォーレが購入した先生の絵を見に行ったりした
しかし、十一月に入ると日の入りが早いし寒いので、コテージに入り
適当に過ごす。
六時から食事が始まる、その食事の名称が分からないのだが
よく旅館で出てくるさしみとか、一人分の鍋とか・・・
一人欠席の人がいたので
食事が一人分余っていたので回したが
殆ど高齢者な方が多く、若者が食えと、私が大体頂くことに
秋だから季節物として、最後に松茸御飯が出た
おお、そんなもん21世紀に入って初めて食べた
食事までで、泊まらずに帰るおばさんは
ラップをもらい、満腹で食べられなかった松茸御飯や
全てを摩り下ろしていない、わさびを持ち帰った
あたしもいずれああなるのだろう
そして、温泉に入り、コテージに帰った
そこでは既に長老方が3人寝ておられた
まだ九時前だというに、しかし私も寝不足なので寝る
が、早すぎたためか、日を刻む直前に目覚める
適当にメール等をし、いつものごとく
ゴードギアスなんぞを見て、リレーゲームのシナリオを
考えているうちに、朝になった
それで、朝食を食べてまたスケッチに赴く
三箇所目は、もうちょっと伊豆の奥地に入り
皆橋から、絶景の山岳部からくる川の源流としなびた民宿を
描いている、私は少し違うものを描こうと思い、その橋を描いた
そのスケッチを見てもらったら
「やったじゃん
と言われました、やった

そして、昼食をとる事に
前日の昼食は、観光客相手のやたら相場に比べて高い
割のあわない店に入ってしまったので
釣り人が入るという、ドライブインっぽい店へ行くことに
なかなか良心的な店で、皆、好評だった
だが、品書きにありえないメニューが

いるかのうま煮
驚いたが
「昔は、良く食べた
「焼津によく上がってたんだよな
と、高校の教師の人が
ほかの大人も、
「何も無かった時代良く食べた、くじらとか
うん、くじらはわかるが
イルカを食べるのだろうか、これは伊豆の人だけじゃないかずら
市内のアピタの食料品売り場で、イルカの切り身を見つけたとき
父母も「うげっ!
みたいなリアクションだった
これは、世代の違いのギャップではなく地域的な文化が違いによるはずだ
それとも、イルカ食は、全国的なものなんか!
そう思って食べていたら、「鮎の剥製がある、と、おばはんが見つけたので
振り返って襖の上を見る
たしかにそこには、釣りキチ三平の作者の人山口さんのサイン色紙の
横に鮎の剥製があった、


何でヤクルトスワローズ優勝のカードが入っていたのだろう・・・
それでもう帰る事になったのだが、前にピアノの発表会の券を
貰っていて、土曜日がその発表会の日だったので
帰ると面倒なのでそのまま、会場となる三島市まで行く事に
だが、発表会の始まる六時までかなり時間があるので
ちょっと前に、母が佐野美術館で高校生の展示をしているのを見た
といって、パンフレットを見せてもらっていて
まあ、そのパンフレットをみたらなかなか、見るべきものが
あったのを思い出して、暇つぶしに見る事に
入場料も無料だった(その高校生の作品展をやっている今は)
やはり、見るべきものはあった、なんか10校程の
合同の出展だそうでレベルはかなり高いものであった
多分、美術部の様な所からのものではないだろうか
どれも、被らずに個性的というか、好きなように描いてるんだな
良くわかんないけど、デザイン的であったりコミック的なもの等
かなり大きな作品が多く凄いと思った、たたみ二枚分はあったか
ああゆう大型の作品も描いてみたいものだ
休みの日だけあってか、子供がよく来ていた
高校生位の人がああゆう、凄いものを描いたり作ったりしたものを
見るというのは、いい影響を与えるのではないだろうか。
そう、遠くない将来、がんばったらああゆうのが描けるみたいな
観客の人も雑談なんかしながらも、立派な作品の前に来ると
押し黙るのだ
発表会の時間までまだかなり時間があるので
古本屋と中古ゲーム屋に行く
ファイナルファンタジー12が2500円で売られていた
たくさん世に出ているものほど安価になるのかと考えた
それともクソゲーだったのか
ファイナルファンタジー6の携帯ゲーム移植版の
デモはいいかんじじゃない
FF6がSFCで発売された時の価格は一万千を超えていたから
そうとう気合を使っていたに違いない
FFの中では6を超える物はないのではないか、まあ全部やった訳じゃないけど
PS3とかFF13あたりは、見かけだけの物に成り下がっているから
FF6をやったことの無い、若い方は6をお勧めしますよ
13の方はあたしがやっとくから
そして、六時になり二時間程のピアノ演奏会が始まった
二台の連奏により、極限まで息を合わせる事で可能な恐るべき
人間の技は、睡眠不足の私を深い眠りに陥れた。